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弱い自分でもいいって伝えられる人になりたい

私の家庭は、父親がアル中で週に一度は、
布団から起きて来れず仕事が出来ないような父親でした。
そんな父親に母は、いつも愚痴ばかり言っていました。
自営でなければやっていけなかったと思います。

そんな親が常にいる家が嫌で
1人っ子だった私は、幼い頃から家の事を知られないように
周りの目を気にして誰とも関われず学校から帰っても孤独でした。

高校になると、何もかも我慢できず
ガラリと生活態度を変え
遅刻や早退が頻繁になり、クラブも辞め
勉強はしなくなり親と喧嘩ばかりしていました。

ある時「こんな自分になったのはお前らのせいだ」と気が狂った様に暴れた時から
親は何も言わなくなったので

今まで友達は、誰もこなかったけど

いつも友達が遊びに来る様になり
もうもうと煙草の煙のする部屋でしたが孤独ではなかったです。

しかし高校を卒業後
叔父の薦めで県外の私立大学に入り友達と離れると、再び孤独で暗い性格に戻りました。

何がしたいのか全く分からず、何かをしなきゃと言う焦燥感に駆り立てられる中で
何もできないまま無駄な時間ばかりが過ぎ
いつ死んでもいいや~と言う投げやりな考え方しかできなくなっていました。

そんな自分に嫌気がさして、突然正気を失い、大量に酒と薬を飲むような
制御不能な状態で
いつ死んでもいいと人生を捨てて生きていました。
学校もほとんど休んでいて、行く気も無かったし除籍と言う形で
大学を辞め実家に帰らざるを得なくなり

憎んでいた両親のお荷物の様な存在として
心のどこかで疼く深い心の闇と言うのか傷と言うのか分からない
モヤモヤした絶望の中に浸っていました。

その頃、なぜかふと気が付くと、涙が流れていて
心療内科の薬を飲んでいても、良くなる様子も感じられなくて
虚しさはいつも私に付きまとって深くなるばかりでした。

職を探す気力もなく、薬が無くなる時だけ医者に行く生活から
なんとか、抜け出せるのなら抜け出したいと
ネットで先生を知り
次の日に予約を入れて初めてカウンセリングに行ったのです。

雅流望先生の所に行くようになってすぐにバイトを始め
彼女ができ

ここまで良くなるとは思っていなかったけど
過去の一部始終をありのまま先生に話す度に
気持ちが楽になり、何度も同じことの話の繰り返しの中で
自分が浄化されて行くのが分かって、ワークで実際になりたい自分をイメージするから
大丈夫って思えるのです。

焦燥感の原因が何かを一つ一つ目の当たりにして解明する度に
プライドが高くて見栄っ張りな自分、対抗心が邪魔して人と協力できない自分
謙虚さの無い自分、
この自分の悪い所を確認します。

最近いつも
先生の顔が目に浮かぶようになりました。
バイト先でのお客への対応にも
彼女と喧嘩しても、やっぱり雅流望さんが出てきて

「強くなる必要ないから!」と聞こえる様です。

すると、対抗心でイラッとする時、人と肩を並べ
相手にバカにされたくないと言う傲慢な気持ちになっている自分に
気が付き

先生にまた話を聴いてもらうと
落ち着き、ワークでイメージさせてもらえる事で、今の自分がいます。

昔しは、働きもせず自分がこうなったのは、お前らのせいだと思っていたのに

今は、親を大切にしたいし
彼女とも別れたくないし、ちゃんとした職に就きたいと思っているし
散々迷惑を掛けたので
もう二度と昔には戻りたくないと思っています。

父親も弱い人間だから
なりたくてなっているんじゃないし、それは俺と同じだって言う事
完璧な人間なんて居ないからこそ
弱い自分でもいいって伝えられる人になりたい。
こんな感じです。

30代男性 (匿名)