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こころ講座 「自己否定からの解放」

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今回のテーマは…「自己否定からの解放」です。

自己否定的な感情が全くない人はいないのではないでしょうか?

私たちは、時に自分を責め、自分を嫌い、人に褒められても素直に受け取れず嫌悪感を感じたり、優しくされても惨めな気持ちになったり なんとも言えない嫌な感覚を感じる瞬間がある気がします。

しかし、それが止めどなく続き、耐えられないほど自分を苦しめたり、無性に不安になって眠れない夜が続いたり、人と比較して焦ったりする時に、なぜそのような心理になってしまうのかの原因や対策法が分かれば、少しは楽に生きられるのでないでしょうか?

今回のテーマは「自己否定からの解放」として
生きづらさの元のビリーフ(思い込み)とその見立てと書き換えのワークをご紹介します。

こころ講座動画

 
 

自分を嫌う感覚はどこからくる?

現代においては、気分障害ともいえるなんとも言えない落ち込みが存在します。

現代は、SNSやネット環境が充実しているためにどんな情報も得ることができ、社会生活を送る上で24時間不自由する事なく、何でも手に入りどこにでも行くことができますよね。

しかしそれゆえに比較対象と可能性が無限にあり
「今の自分がこれでいいと思えない・何かまだできるのではないだろうか?・何かまだしていないのではないか?」と無意識に不安や焦りが生じ、これが自己否定に繋がるのです。

様々な自己否定のタイプ

自己否定には以下のように様々なタイプがあります。

▶インポスター症候群

周りから見たら普通に能力があるように見えるにも関わらず、自らの能力や実績を認められず、仕事や恋愛などプライベート問わずに順風満帆に経過していても、本人は「たまたま運が良かっただけで周囲の力と強力なサポートがあったらに過ぎない」と思い込んでいます。

自分の能力や力を信じられないと自己否定状態に陥ります。
自分にはそんな能力はない、評価されるに値しないと自己を過小評価しているので、賞賛されることに違和感を感じます。

なぜなら自分を詐欺師のように感じるからです。

どんなに素晴らしい事をしてもその体験から自信をつかむことができず、たまたまだとか、周囲が手助けしてくれたからに過ぎないと思い込み、自分のキャリアはまがいものだと後ろめたく感じ、いつか自分が【詐欺師】であることが発覚するのではないかといった不安と罪悪感に落ち込んでしまいます。

これは、謙虚なのでは無く自分に罪悪感がある事がインポスター症候群の特徴です。

インポスター症候群は、一般的に男性より女性が陥りやすいとされ、聡明で有能な女性、高いキャリアを築いている女性や専門職の女性に多い傾向があるともいわれます。

 

インポスター症候群は、必要以上に自分を卑下する傾向にあり、仕事で何か成功を収めたとしても「たいしたことではない」と頑なに自分の能力を認めようせず、普段から「いかに自分ができないか」をアピールしてしまいます。

深刻になると心底から「自分はダメだ」と思い込んであえて失敗を引き起こし、業務に支障を来たしてしまうのです。

自己否定型ナルシズム

自己否定感を内面に強く持っているため自分自身に対してとても厳しく、自分に対する要求が非常に高く完璧主義なところがあります。

「あれもできていない」「これもダメだ」と常に内面では自己否定的な感情を抱えているため、自分自身を高く評価することができず生き辛くなります。

【自己否定型ナルシズムの特徴】

①完璧主義

例えば、本当に素晴らしい仕事をしたとしても、ほんの少しのミスを見つけるとその事で全ての価値がないように感じてしまう…というように、10個のうち9個出来ていても、9個の良いところには全く目が向けられないのです。

何に対しても非常に高いクオリティを求めるため、自分自身に対して過度なプレッシャーをかけてしまうことがあります。

②自己評価の波が激しい

完璧さゆえに自分自身を高く評価している時もあれば、だからこそ逆に最低だと評価してしまいます。

③自分と他人をいつも比べる

他人と比較することで、自分自身をさらに高めようとするため、比較対象が下であれば、自分を過剰評価し逆に過剰なほどに否定することがあるため結果、自己否定感が募ります。

④自分を理解してもらえないと感じること多い

常に自分自身に視点を向けて自分と向き合っているため、他人が自分をちゃんと理解していないと感じ落ち込んだりイライラしたりすることがあります。

⑤過去の失敗にこだわる

完璧主義的であるため、過去の失敗に過度にこだわってしまい何度も何度も過去の失敗を思い出し物事を引きずりすぎる

その事を原動力にする事もあるのですが、やりたくてやっているのではなく罪の意識として自分にハッパを掛けるので苦しくなります。

⑥依存心が強い

自己評価が低いので、「自分1人ではできない」「自分だけでは無理だ」と他人に依存してしまうことがあります。

⑦他人の評価に敏感

自己評価が低いので、こんな自分では人に価値を認めてもらえないのではと感じてしまうため、必要以上に他人からの承認を気にしてしまったり、どこかで誰かに自分の悪口を言われているのではないか?と、人の目に過剰に反応してしまうことがあります。

⑧人とのコミュニケーションに波がある

人とのコミュニケーションに苦手意識を持っているので努力してコミュニケーション能力を高めようと無理をしたり、人に合わせて無理したり、自分自身を理解してもらうために頑張るので、周りからはコミュニケーションが上手に見えるのですが、本人は、コミュニケーションに疲れ 人間関係に苦手意識を持っことがあります。

▶自己否定が強いナルシスト

ナルシストという人達は、自己愛が強く自信満々でうぬぼれているというイメージがありますが、自己否定が強いナルシストは、自己愛の表現が自分の事をあえて低く評価して悪く言ったり、弱くて不幸な訴えをする事によって人の共感を得ようとします。

▶うつ気分

精神病院への入院を必要とするほど重い落ち込み状態ではなく、日常生活は送れるのもののうつ状態のような気分障害的に自己否定感が見え隠れします。

病院に行けば、治療として安定剤が処方されますが、抗うつ薬を使用しても現代の風潮である気持ちの波は治らず、薬での解決を求めることで、根本的な解決には至らず、さらにスッキリとしないモヤモヤが大きくなることもあります。

病院の診察だけの薬物診療ではなかなか自己否定感を無くす事は困難なのかもしれません。

自己否定の原因

自己否定の原因とは一体何なのでしょうか?

それは…

(1)DNAに組み込まれたもの

人間の脳はネガティブな思考をしてしまうようにできています。
特に日本人は遺伝子的に真面目で楽観的にものごとを考えることが苦手な民族だと言われています。

アメリカで行われた心理学の研究によると、私たちは1日のうちで6万回以上、何かしらの思考や思いが浮かんでは消え、浮かんでは消えを繰り返しながら生きているそうですが、そのうち約80%は身を守るためのネガティブな思考になりがちであることがわかっています。

1日24時間のうち睡眠を8時間として、3秒に2回は身を守るためにネガティブな単語が頭のなかをよぎっているとしたら…自己否定が全くない人はいないと考えたら気が楽になります。

だとしたら、嫌な気持ちが湧いてきたら 気分転換を心がけるのも得策と言えます。

ユーチューブのお笑いを見たり、癒やしの音楽を聴いたり、外に出掛けて景色を眺めたり、ドライブしたり、日帰り温泉に行ったりと自分に合った気分転換の方法を探してみてはいかがでしょうか?

(2)子供の頃の家族や親子関係による体験からくるもの

幼い頃に親が何かしらの形で余裕がなく、子供に対する関わりの時間と愛情を十分に得ることができず
子供の言動を理解しようとしない、認めてもらえない、褒めてもらえないなどが積み重なる(または記憶に残るような辛い出来事がある)と、自己否定感が強まる傾向にあります。

また親自身の自己否定感が強いと、自分と子供を重ね合わせて見てしまうので、「自分ができない事、又それに対して努力している事柄についての自己価値」が子供に影響して自己否定は連鎖していきます。

しつけや教育と言う意味で、親はよかれと思って子供に期待を掛けるのですが、「お前はバカだな~」「もっと ちゃんとしなきゃダメ」などの投げ掛けられた言葉に子供が傷付けられたり、「あれしなさい」「これしなきゃダメ」などの過干渉·過保護な親に育てられることも自己否定に繋がる要因になります。

聞き分けの良い「いい子」であるがゆえに親は安心し その結果子供を放置して寂しい思いをさせたり、子供にとっては、どちらも大好きなお父さんとお母さん、お母さんとお婆ちゃんなのに夫婦問題や嫁姑の関係の確執で、子供はどちらの言う事を聞けば良いのか?どちらの側につけばいいのか?など子供は迷い自分を責めます。

子だくさんで…年子…双子で….と、子供に手を掛けてあげたくても現実的に無理なこともあります。
家族に病気がちの人がいたり、兄弟の中に障害のある子がいたり、育児と介護が重なったり…。
事件や事故に見舞われたり、経済的な事情でイライラが子供に向いたりその他様々な親の影響を受けながら、子供たちは育ちます。

(3)学校の先生や地域の大人の影響

家庭だけではなく学校の先生や地域の大人の影響も大きく影響を与えます。

学校での活動の一コマの記憶、先生の言葉、クラスの出来事、友達の影響で自己否定感が強まったり
学力の階層 によっても感じ方に影響を与えます。

スポーツができる/できない子、手先の器用な子/不器用な子、忘れ物をする子/几帳面な子/行動が早い子/ゆっくり丁寧な子、いろいろなタイプの子供達がいる中で、親や先生地域の人から褒められる経験があった子と否定された子では自己否定感が違ってきます。

(4)トラウマの影響

避けられないような複雑なトラウマを経験した時に人は、そんな体験をしてしまった自分を許すことが難しくなることがあります。
過去に受けた傷や衝撃、運の悪さや恥ずかしさなどで、トラウマを再び経験しないようにと自分の行動や思考に対して絶え間なく厳しい批判を行い自分を苦しめます。

(5)失敗や挫折の影響

失敗をどのように捉えるかは、人によって違いますが、その失敗が原因となり、挫折感を抱いてしまい、自信をなくし、自己否定感を強めてしまう事があります。
また、失敗を積み重ねてしまうと、自分自身が成功することができないという考え方に陥り、そのパターンから自己肯定感が更に低下することがあります。

(6)他人から人格否定された影響

他人から誹謗中傷を受けることは、非常に精神的にダメージを受けるものです。
誹謗中傷によって自分の欠点を指摘されたことが原因で、自分の良いところが見えなくなり、欠点しか見えなくなってしまうことがあります。

(7)生まれながらに持ち合わせた気質や特性(※エニアグラムを参考にしています)

完璧を求めすぎて自分を追い詰めたり、他人の評価を求めすぎて自分を見失ったり、成功を求め過ぎて目標が達成されず落ち込んでしまう。

繊細な特性が影響して、細かい部分まで気になってしまったり、

人に理解されないと落ち込んだり、

個性が強過ぎて孤立してしまったり、

考えすぎてしまう自分が嫌になったり、自由奔放で身勝手な自分にふと気が付いたとき、そんな自分を責めてしまう。

自己主張が強すぎれば孤立します。

争いを避け過ぎるとものぐさになって行きます。

人の気質や性質は、どんなに人も一長一短があり自己否定に繋がる要因は誰でもが持ち合わせています。

(8)障害や病の領域

● HSPは、感受性が非常に高く、環境の変化や刺激に敏感な傾向があります。
 このため、細かい部分まで気になってしまうことがあります。また、完璧主義者であることも多く、

 自分自身に高い基準を設定してしまい、目標が達成されずに落ち込むことがあります。
 このような状況に陥ると、人と比較して自己否定してしまうことがあります。

● PTSDのように、衝撃的な体験(トラウマ体験)をきっかけにその記憶が何度も、何度も思い出されて

 ネガティブな自己イメージを持つこと。
 この状態では、自分や周囲の世界が変わってしまったように感じることがあります。

 自分が望んでそうなったのでは無いのですから被害者であるにもかかわらず、
 自分自身に対して否定的に考えたり、世界中の人が敵だと感じて、 誰も信用できないような否定的な考え方
 に陥ることがあります。

● うつ病は、 気分が落ち込みやすい病気 自己否定を続ける要因が続くと病理の領域に入りこみます。
 パーソナリティ障害(白黒思考)などが影響している場合もあります。

自己否定的考えがもたらすこと

私たちが生まれながらに持つ能力や価値を自己否定によって過小評価してしまうことは、自分の可能性を制限し、成功や成長を阻害することになります。

また、周りへの影響もネガティブモードに引っ張り込んでしまいます。

だからこそ大人になった私たちは「自己否定に価値はない!」と悟ることが大切です。

自己否定から逃れる9つの方法

私たちが自己否定から逃れるには以下の方法があります。

1:自己否定は「現実逃避」で「何の価値もない」ことを自覚する

 私たちは、常に自己否定に引っ張られてしまう生き物なのだと仮定して、それに早く気付く事です。

2:自己否定に気付いたら事実に焦点を当て思考を整理して考える

 なぜ今、自己否定的に考えてしまうのか?
 今 やっている事、これからやる事や計画、今までやってきた事…
 少しでも努力していることの現実と状況などを考えます。

3:そして、今の現実と状況に混同している否定的な感情を切り離す

 2に書いた事実と状況と混同している自己否定的な感情や不安などがあれば切り分けて、
 実際に紙に書いてみる。そして話してみるのです。

  🌟セラピストやカウンセラー・コーチと具体的に検証する事はとても効果的です。

4: 3に書いたことを「じゃあ、どうする?」と質問して答えを更に紙に書き加え検討する

5:自己否定的感情を受け入れる(※セラピストと共に感情の共感と浄化をするのが効果的)

 落ち込んでいる気持ち、自分を責めてしまう感情、惨めな気持ち、恥ずかしいと思う感情を
 一旦受け入れるのです。
    ⇒感情に名前を付けて擬人化してもいい(手放しやすくするため)

6:気持ちの共有

 人は、誰もが否定的感情を持ち合わせる生身の人間なのだから
 時にはとてつもなく強い孤独感に襲われる事もあります。 

 そんな時にその気持ちを誰かと共有すると
 一人じゃないと思えるし自分と人への信頼がうまれます。
 気のゆるせる人・仲間・コミュニティに積極的に参加してみましょう。

7:完璧主義を捨て「まあいいっか」 というある種の諦めをつくる

 気持ちの余裕がなくなっている事に早めに気が付き深呼吸(深呼吸ってとても大事で効果的です)
 そして、問題の棚上げをしたり「まあ いいっか~」とか「しかたないなぁ~」と気持ちを楽にしましょう。

8:一人にならない

 冷静になるための静かな時間はとても大事ですが、どこまでもかたくなに一人でも大丈夫だとか、
 なんとかなるという強がりや、人に弱みを見せる事に対して恥と感じたり自己解決を無理に
 続けていると 自己否定的感情が悪化し対処が難しくなります。
   ※薬物やアルコールや物質依存にはまり込むケースが極めて多い事があるので注意

9,:自分の好きなところを見つける天才になる(※アディクションなどの逃げや逃避ではない)

 全ての物事(問題や悩み事)を楽観的にゲームに変えて遊ぶのです。

 人生ゲームをした人は、分かると思いますが、いつも調子よくコマが進むことは、ありません。
 一回休みになったり、時に人に追い越されたりするものです。

自己否定の奥にある根っこの部分 思い込み

幼い頃の私たちは、それが親や周りの環境の問題で自分と切り離して考えられず
家にお金がないのも、両親や家族の仲が悪いのも、片親なのも、先生に叱られた事や仲間外れにされた事も、自分が問題の元であると考えたり、子供なりに何か出来ることを必死に考えました。

そんな幼少期に得た様々な体験の中で、いつの間にか身に付けざるを得なかった物の見方や感じ方を制限する生き辛さを作る思い込みがあります。

以下が代表的な24のビリーフと禁止令です。

●(リミッテイング)ビリーフ⇒(禁止令)

●リミッテイング(Limiting) 制限する、限定する、制限的な

●ブリーフ(belif) 信念・価値観という意味で、自分が信じていることや考え・思い込み

24のビリーフと禁止令 

  ・重要な存在であってはいけない ⇒ 重要であるな!
      末っ子だったり、家族の中でもめ事が多く口を挟んではいけない雰囲気が多かったりすると入る

  ・欲しがってはいけない ⇒ 欲しがるな!
      経済的に余裕の無い家庭を察知した子供は、何かを欲しがったら親に迷惑を掛けると思う思い込み

  ・成し遂げてはいけない ⇒ 成し遂げるな!
      これで良いと思うと成長が止まってしまう…と言うように厳しく育てられたり
      妥協を許さず完璧に生きている親を見て育つと入る禁止令

  ・成功を感じてはいけない ⇒ 成功するな!
      成功してしまうと責任が増えてしまうとか、成功してしまうと恨まれるような思い込みがあって
      成功する段階になるとへましたり、あえて成功しないようにする

  ・人に近づいてはいけない ⇒ 近づくな!
      人と距離を取っている事で自分の欠点や本心を見破られずに済むというような思い込み

  ・人を信用してはいけない ⇒ 信頼するな!
      人に近づく事で裏切られたり人に近づく事で嫌な思いをした親の経験や自分の経験からくる禁止令

  ・集団に属してはいけない ⇒ 属するな!
      自分は、人とどこか違っていて何らかの違和感があり人と交われない気がしている

  ・感謝をしてはいけない ⇒ 受け取るな!
      子供の純粋さを遊ばれて、まともに受入れたらバカをみたとか、人を信じてはいけないという
      思い込み

  ・子どもであってはいけない ⇒ 子供であるな!
      長男、長女に多い禁止令で、必要以上に責任を感じ甘えてはいけない、人に頼ってはいけないと
      思い込んでいる

  ・感じてはいけない ⇒ 感じるな!
      何らかの事情で、いちいち寂しいとか、辛いとか、嫌だとか考えていたら生きて行けなかったこと
      があり、何かで気を紛らわせたり考えない様にしていた事で
      なにか重要な決断を迫られると頭が真っ白になったり、人に質問されると答えられなくなる

  ・成長してはいけない ⇒ 成長するな!
      親が子離れできず子供が巣立っていくのを恐れていると、子供はいつまでも子供の振りをして
      いないと親を悲しませると思い込む

  ・セクシーになってはいけない ⇒ セクシーであるな!
      性的なアプローチを少しでも出す事で危険を感じたり、
      自分が女で生まれて来た事に罪悪感がある

  ・考えてはいけない ⇒ 考えるな!
      自分の考えを誰かに否定されたり、無視されたりすると入る禁止令

  ・自由に行動してはいけない ⇒ なにもするな!
      子供の頃の好奇心を何らかの形で否定され 静かにしている事が良い子だという様な思い込み

  ・親から離れてはいけない ⇒ 自立するな!
      親子関係が何らかの理由でカプセルの中に入っている関係でそこから出ることが危険だったり
      自分が1人で生きて行くのが怖いとか、親を見捨てたら親が生きて行けないという思い込み

  ・健康であってはいけない ⇒ 健康であるな!
      元気で健康でいたら、自立して自分で生きて行かなければならない不安や、病気になることで
      気に掛けてもらえたり、責任を負わなくてもよいという思い込み

  ・正気であってはいけない ⇒ 正気であるな!
      バカの振りをしている事で問題を見なくてもいいという思い込み

  ・楽しんではいけない/幸せを感じてはいけない ⇒ 楽しむな! 幸せになるな!
      心のどこかに、こんな自分ではダメだと言う思い込みがあり、ダメな自分に対して報酬を与えては
      いけないという思い込み

  ・くつろいではいけない ⇒ くつろぐな!
     「働かざる者喰うべからず」と言うことわざがある様に価値のない自分、能力の無い自分は、
      幸福感を得てはいけないし くつろいではいけないという思い込み

  ・存在してはいけない ⇒ 存在するな!
      自分の様な価値のない人間がそもそも生きていてはいけない様な、ここに居てはいけないような
      自分がいることで周りに迷惑を掛けているような思い込み

  ・ありのままの自分であってはいけない ⇒ お前であるな!
      自分の中にある考えや気持ちが全て間違っていて、自分のままで居ることが許されない様な感覚
      自分の容姿や行動、今までの経験や未来も含めて何を取り上げても自分がダメだと思う。
      言ったら言ったで後悔して 言った自分を責める
      言わなければ言わないで、言えなかった自分を責める

      何をやっても、自分をよしとできない。このままで良いと思えない。

  ・自分の性別であってはいけない ⇒ 女であるな! 男であるな!
      親が、男の子が欲しかったのに…とか、女の子が欲しかったのにと思っていると
      自分がその期待に応えられなかったと言う罪の意識から自分の存在を否定してしまう禁止令

  ・目立ってはいけない ⇒ 見えるな!
      自己価値が低いと自分が目立ってはいけないと感じて陰の存在でいなければならないと思う

  ・愛着を感じてはいけない ⇒ 愛着を感じるな!
      親密になるのが怖い、相手の愛をそのまま素直に感じる事が出来なかった、
      またはできないでいる、近づくのが怖いと言う思い込み

ビリーフは子どもの頃からの刷り込みや経験がもとになって出来上がったある種の固有化された観念です。
「自分は愛される資格がある存在だ」という無意識に感じる感覚を幼少期に持てなければ、
大人になってからも自己否定的な感覚を無くすとは難しいです。

「自分は愛される資格がある、この上なく大切な存在なんだ」ということを自覚しながら育った人の方が
自己肯定感が明らかに高いのは事実ですが
普通の家庭で家族旅行をしたり、経済的不安がなくても自分自身を過小に評価して否定的に捉えてしまうのが現代人の傾向としてあります。

成績優秀で有能な人であっても 自己否定してしまうのです。

「出る杭は打たれる」ということわざがありますが、
そこにもいくつかのビリーフ(禁止令)が含まれています。

自分は目立たないほうが良いと思い込む原因としては、次のような経験や心理的負担が考えられます。

  ・自分の成功に対する周囲からのねたみの恐れ
  ・過去のいじめや仲間外れによる孤独感
  ・失敗したときに周囲から叱られたり、からかわれたりする不安
  ・成長することで仕事量が増えたり、難度の高い業務を与えられたりすることに対する不安や抵抗感
  ・何かしらの失敗感があり「何もしない方が良い」、「なにも言わない方が良い」と思っている

上記のような「出る杭は打たれる」と言う恐怖や経験が心理的負担となり、
ビリーフとなり禁止令を発動させ、「自分は目立たなければ大丈夫」と思い込むことで、
ストレスや不安から自分を守ろうとするのですが
結局は自己制限する「禁止令」が幸せになれない人生脚本に影響していると考えられています。

自己否定の奥には(リミッテイング)ビリーフ⇒(禁止令)を持ったインナーチャイルド「内なる子ども」がいて、インナーチャイルドを癒やす事によって、自分の望む人生脚本を書き替えていく事が出来ます。

「インナーチャイルドを癒やす」とは、禁止令に気づきビリーフを書き替えて変容を起こすことです。

  ●「自分は目立ってはいけない・見えてはいけない ⇒ 見えるな」
        書き替え ⇒ 見えてもいい 目立ってもいい  

  ●「成功してはいけない ⇒ 成功するな」
        書き替え⇒ 成功してもいい 活躍しても良い

  ●「自分はいない方が良い ⇒ 存在するな」
        書き替え⇒ 自分には存在する価値がある

  ●「自分のままでいてはいけない ⇒ お前であるな」
        書き替え ⇒ ありのままの自分でいい

  ●「いらないことはしない方が良い ⇒ なにもするな」
        書き替え ⇒ 例え失敗してもやってみる

  ●「成長しないほうがいい ⇒ 成長するな」
        書き替え ⇒ 出来る事はやっていこう。

インナーチャイルドを癒やすセラピーには様々な物があります。
インナーチャイルドは根が深いのでなかなか一人では癒やす事が出来ません。
何度も角度を変えて信頼できるセラピストと共に癒やしていくことをおすすめします。

次のワークでは、自己否定的自分(制限を加えられたインナーチャイルド)に気づき、禁止令を解放する見立てをしてみましょう。

テーマの聴き取りと見立てのワーク

幸せ堂では、以下のような「見える化シート」を使って
ワークを行なっていきます。

あなたの中にある自己否定的自分に気づき、禁止令を解放する見立てのワークです。
実際に体験してみると、見える化できる!心の中が丸わかり!を実感できるはずです。

 

もし1人で悩んでいる方、行き詰まっている方がいらっしゃれば、ぜひ「幸せ堂」にいらしてください。

一緒にワークを行い、体感してみましょうね。
ご縁をお待ちしております。

 

 

ご案内

【個別カウンセリング】
 フラワーボトルによる心理セラピー・カードセラピー・ヒプノセラピー・宿命の読み解き・心理分析
 コーチング・フィギュアセラピー・アートセラピー各種
 あなたに合ったセラピーをご提供いたします。
 ご予約は、予約サイトからご確認いただけます。
 ・9:00~ ・13:00~ ・19:00~
 https://minami.pink/price/

【毎月11日こころ講座】
 場所 「幸せ堂」カウンセリングルーム雅流望(ミナミ)
 昼の部10:30~12:30 夜の部19:30~21:30 参加費1,000円
 https://minami.pink/session/

【毎月22日お茶会】
 場所 「幸せ堂」カウンセリングルーム雅流望(ミナミ)
 昼の部10:30~12:30 夜の部19:30~21:30 参加費500円
 https://minami.pink/teaparty/

【1day感情体感セラピー】
インナーチャイルドの癒やし効果
感情浄化 観念や凝り固まった思考の書き替え

2023年11月23日(木)10:00~17:00頃
場所 新潟市中央区(詳細は個別でお知らせします)

●1day感情体感セラピーとは
https://minami.pink/1day/

●参加された方の声
https://minami.pink/voice-cat/oneday/

●スケジュール
9:30  開場 準備のお手伝い出来る方はお願いします。参加者様が揃い次第始めます。
10:00  開始 バディ決めゲーム カードセラピー
11:30  早めのお昼 (バディさんと食べます)
12:30  感情体感セラピーワーク
17:00  解散予定

18:00  会場の近く(海鮮居酒屋 うろこ)で割り勘の懇親会があります。(気楽にご参加ください)

お弁当・お茶・お菓子の用意があります。

持ち物 クッションまたは大きめのぬいぐるみ
    ※動きやすい服装でお越しください

参加費 15,000円 (早割10月31日までにお申し込みの方1,000円引き・SKM修了生5,000円引き)

少人数で信頼性のある約束事をグランディングの段階で確認し
安全で安心出来る場所作りから始めることを
大切にしています。
希少価値の高いワークショップになっています。

お問い合せ・お申し込み
☆9☆-2150-5284「幸せ堂」雅流望(ミナミ)