「あなたは、いくつまで生きていますか?」
カウンセリングの中で訊くときがあります。
棺の中に横たわる
自分を想像してもらうために
下手くそな絵をかいて
ちょっと笑いも織り交ぜながら
あなたが死んだときに
誰がそこにいますか?
その人たちは、どんな顔をしていますか?と訊ねます。
誰がそこにいて欲しいですか?
「もう きっと親はいないので 子供たち とその配偶者と孫かな~だったらいいな~」って答える人もいます。
生きていれば、色々な事が起こります。
悪いことが
あとで、いい事に変わったり
その逆と言う方もいます。
と言う事は
今の現象が、のちにどのように変わるのかは、分からないし
人それぞれです。
しかし、その答えが出るのが
死ぬときなのでは、ないでしょうか?
どのように死にたいか?
そのために
逆算して「今」何をしたらいいのか?を
想像する。
「あなたは、だいたい何歳で死にますか?」と質問すると
ほとんどの方が
「だいたい、80歳くらいかな~」と答えます。
あと30年~50年を
漠然と見ています。
しかし、ご自分の寿命が
あと10年だとしたら今の生き方や
考え方を変えようと思いませんか?
あと、3年の命ならどうしますか?
あと、3日ならどうしますか?
時間の長さで 感じる事が違うと思いますが
あと3年の命なら
もう年金なんて掛けるのを止めます。(笑)
誰かに遠慮なんてせず
行きたい場所、会いたい人の所へ行きます。
ケチケチしないで、大切な人に
ご馳走をしたり
プレゼントしたり
今までの
御礼に回りたいです。
しかし
あと50年も生きていると思うと不安が出てきます。
年金が無くなったらどうしよう
お金貯めなきゃ
老いる不安、考えだしたら蓄えが無いと不安になります。
不安が大きいほど
ケチになり、今を楽しめません。
貯金しなきゃ。お金貯めなきゃ。働かなきゃ~
それは、もちろん悪い事では、無いのですが
随分前に
スピード違反や、一時不停止など
何かとお巡りさんに罰金の紙をもらったことがあります。
せっかくコツコツお金を貯めたのに
罰金で支払うくらいならそのお金で
誰かにおごったりした方がよかったって 思いました。
ちょっと 脱線しましたね。
話は、戻りますが
そんな事になるなら ○○○しておけば・・・・
どうせ死ぬなら
もっと ○○○しておけばよかった。と思わない為に。
どうせ死ぬなら
大切な人の為にお金を使おう
最後は、大切な人に愛されて死にたい
涙の一粒でも落として
ありがとうと言われて死にたい
どうせ 死ぬなら
先日、(宿命から)
私の寿命を予想してみました。(案外短い)
そしたら
未来の不透明な不安が消え
今、目の前の人を喜ばせよう。と考える様になりました。
なので、気前よく お年玉を奮発したのですが
みんなが、凄~く嬉しそうでびっくりでした。
最近、息子たちを、買い物に誘って
「一番好きなのを選んで~プレゼントするから」って
初めて そんな かっこいい事を言ってみました。
「お昼は、美味しいのを食べようよ。おごるから」
ヤバい(笑)
そしたら、夕飯は、ななナント「次男が奢ってくれました。」
こんな事は、初めてです。超~びっくりしました。
やっぱりお金って循環していくのですね。
寿命が短いと
案外、色々な景色が違ってきますね。
カウンセリングルーム雅流望(ミナミ)