【子供の頃に両親が離婚】
「子供の頃に両親が離婚して・・・・」
と言う方は、珍しくありません。
もしかしたら、別れた親の顔も知らないと言う方もいると思います。
別れた父や母と疎遠になっている方に
どうしても伝えたい事があります。
それは
出来ることなら・・・・
「会いに行ってあげてください」
私が、カウンセラーとして仕事を始めてから
「別れた子供を想う 父親や母親の悲痛」を数多く聴いてきました。
昨今は、離婚も再婚も特別な事ではないし
皆さん お爺ちゃん、お婆ちゃんと言ってもバリバリ仕事して
車の運転もし 運動や趣味も充実しておられるので
子供が離婚して、孫を連れて帰って来ても
一向に困らないし、むしろイキイキして
一緒に孫を育てていらっしゃる家族も沢山います。
愛されて育ててもらえるので
子供たちも、不自由なく育ち
夫婦喧嘩やいがみ合いの中で
育つよりも良いのかもしれません
しかし、子供と別れてしまった
片方の親は、その後どんな気持ちで
心の隙間を感じながら過ごして生きているかと言うと
その寂しさは例えようのないくらい悲痛なものです。
自分の血を分けた子供の事は、忘れる事が出来ないのです。
どんなに別れたくなくてもどうにもならなかった。
どんなに抵抗してもどうすることもできなかった
やむを得ず手放さなければならなかった。
仕方なかった。辛くて。苦しくて。寂しくて。情けなくて。悔しくて。
本当にどうすることも出来なかった。
言うに言われない事情があったのです。
どんなに抵抗しても どうすることも出来なかったのです
経済的な理由 権力 法律 立場 その他 理由は様々です。
どんなに抵抗しても どうすることも出来なかった。
諦める訳じゃないけれど
どうすることも出来なかった。
そんな細部の背景は、子供には分からないと思います。
特に、目の前の親が、片親で頑張っている姿や苦労している姿を
見ながら育つと
別れた親がフリーになって楽に過ごしているかもしれないと
思うかもしれません
しかし
私が、今までに聴いて来た子供を手放さなければならなかった
親の気持ちがどれほど辛いか
穴埋めできない大きな大きな穴が開いてしまう例えようのない
無力感・空虚感は
表現のしようがありません。
なにで気を紛らわせても
何年たっても、無くす事が出来ません。
例えその後 再婚して 仕事がうまく行っても
子供ができても 心の中に穴が開いているのです。
時々 何かのキッカケで思い出してしまうのです。
別れなければならなかった
何もできずにいる自分の無力感だけを感じながら
過ごす空白は、例えようがありません
どんなに会いたいと思っていても
多感な子供の心の成長を想うと
「黙って」いるしかない。
「祈るしかない」のです。
特に、母親は、
いなくならなければならなかった罪の重さを考えると
どんなに会いたくても我慢するしかない
我慢することが「愛」になるのです。
だから、子供から会いに行ってあげるしかないのです。
会いに行ってください。
連絡してあげてください。
もし 親が会いに来ても「今さら・・・何」になると思のです。
親がいなくなったことで、どれだけ苦労をしたのかと
親を憎んでいる人もいるかもしれません
でも、
「愛しているからこそ」逢えなかった。
「愛しているからこそ」我慢した。
「愛しているからこそ」離れた。
それは、間違いない事実です。
親が会いに来たら「今さら・・・」と言う怒りになるから
子供が会いに行ってください。
きっと 待っていると思います。
勇気がない 怖い方へ
そんな時に感情体感セラピーを体感して欲しいです。
「幸せ堂」カウンセリングルーム雅流望(ミナミ)