エリック・バーンと言うフロイト派の心理学者が「交流分析」を基に作られた
「エゴグラム」と言う心理分析があります。
いくつかの質問に答える事で無意識に働く心的エネルギーが
何なのかをみていく精神分析です。
その中にある5つの自我状態を簡単に説明します。
自我状態は(無意識)を表すもので
自分を律しなきゃ!自立した怖い親
「〇〇しなさい! しなきゃダメ!これは違う!」みたいな「厳しい父親」の様な自我状態をC P
大丈夫ママがついてるから、ママの言うこと聞いていたら大丈夫だから。ママが助けてあげるみたいな過保護で
「優しい母親」の様な自我状態をNP
自分で考え冷静に行動できる「合理的な大人」の様な自我状態をA
甘えたい わがままで自分本位な子供みたいな「元気な子供」の様な自我状態をF C
順応で追従している子供「親の言う事をきく子供」の様な自我状態をA Cと言っています。
[CP] CriticalParent:批判的P
物事を観念的に捉える部分です。つまり人や周囲のことを自分の考えや
価値観の枠にはめて物事や人をみる部分です。それは偏見や押し付け的
な部分として現れ、意志の強さでもあります。
<特徴>頑固/頼りになる/強さ/厳しい/けじめ/責任感が強い
・・
[NP] Nurturing Parent:保護的P
物事を観念的に捉えるというところはCP同じですが、
人や周囲にやさしいところです。
<特徴>やさしい/人の面倒をよく見る/心づかい/独善的/保護的
・・
[A] Adult:アダルト(成人の私)
物事を冷静、客観的、合理的に判断する部分。
人間コンピューターとも呼ばれ、論理的思考であり、自分の考え方を持って
いるわけではない。
<特徴>クール/論理的/感情を表に出さない/打算的/客観性
・・
[FC] Free Child:自然のC
感情的で自分の好き嫌いで物事を決めたりする。子どものようなところ
自分の持つエネルギーが外に向かっている。
<特徴>わがまま/屁理屈/夢やロマンを持つ/集中力
エネルギッシュ/独創的/積極的/明るい
・・
[AC] Adapted Child:順応のC
自分がどうしたいというより周囲を優先にしてしまう。
繊細で感受性の高い。自分の持つエネルギーは内面に向かう。
<特徴>ガマン/周囲に合わす/抑圧的/優柔不断/消極的/地道