今回は、ネガティブなコミュニケーションを
どのようにしてストレス無く付き合うか？について
1，してしまう側と、2，されている側に分けて
書いて行こうと思います。
- ネガティブなコミュニケーションをしてしまう側
「仕事ができない」「体調が悪い」「お金が無い」などの
どうにもならないネガティブな事を誰かに聴いて欲しい気持ちは
誰にでもあると思うのです。
最初は、聴いてくれる人もいるのですが
そのうちだんだん周りに人がいなくなってしまいます。
自分でも、どうにもならないから
誰かに聴いて欲しいし
誰かに話したら
何か手掛かりがあるかもしれないと思って話すけれど
最初のうちは
役に立てるかもと思う人が聴いてくれるし
何らかの情報をくれるかもしれません
しかし
「できない」「変わらない」「良くならない」「苦しい」と言う
どうにもならない話が続くと
相手は、役に立てない無力感で、仕事でも無い限り苦しくなるのです。
なぜなら、相手のどうにもならない問題を
背負ってしまうからです。
そうならないために
苦しい気持ちを聞いて欲しい人は
必ずして欲しいことが2つあります。
一つは、許可取りをする事です。
1，「今、話してもいい？」と相手に許可を取ってください
相手の状況をみて、「今」話を聴いてくれる状況なのかを必ず確認してください。
2，ネガティブな事のまま、話を止めないでください。
必ず、最後に少しでも良かった話を付け加えてください。
仕事ができなくて辛いけど、少しは進んだ。とか
仕事ができなくて辛いけど、やれる事をやろうと思っている。とか
砂粒１つでもいいので、良い事も伝えてください。
すると、自分の話もできますし
相手も気持ちが楽になります。
注意したいのが、それでもこんな話を聴いてくれる人があなたで良かったと言う
相手の負担を増やしたりするのはNGです。
そして、
- どうにもならないネガティブな事コミュニケーションをされる側
3段階で説明します。
- 自分に余裕がある時は、聞いてあげてください。
「大丈夫だよ」「そんなことないよ」など余裕があるときは
その人の良いところを見つけて言葉にしてあげてください。
落ち込んでいる人は、自分に価値がないと思っているので
その中でも、良いところを見つけてもらえれば少しは希望が湧いたり、気持ちが楽になります。
一緒に考え、知恵を出し、出来る事を提案し、出来そうなことをアドバイスをしたり、手伝える事があればする。
しかし、これは関係の深い親子、パートナーなどの関係もしくは
プロの領域です。
そこのバランスが偏ってくると犠牲を生じます。
自分が苦しくならないバランスを客観的にみてください。
そこに価値のバランスが取れているのか？です。
プロの領域に入っているのに無償は犠牲が生じます。
そのためにネガティブなコミュニケーションの対策で
出来る事を次に書きます。
- 相手の鏡になる
相手の問題を解決する必要はありません。
「仕事ができなくて辛い」と言われたときは、「仕事ができなくて辛いんだね」と鏡になって返してあげてください。
テニスや卓球などのラリーが長く続くのは、力まず
そっとボールをラケットに当てて同じように返すだけです。
もしも、同じように返せない時は、思うだけで良いです。
なぜなら、それは相手の問題だからです。
相手の問題は、どうにもならない事だからです。
だから、相手の問題としてそのまま返す。
相手が、少しでもその問題が解決するように願いながら
「そう 思っているんだね」「そう考えてしまうんだね」
3，アイメッセージで伝える
「私なら、○○するかも。」
「私だったら、、、、。」
- 相手との関係が苦しくなる時は離れましょう
もしも、あなたが苦しくなって
バランスが悪いと感じたら少しづつ離れてください
あなたが、悪いと思う必要はありません。
もしも、そこに断れない、距離が取れない 嫌われるのが怖いと
感じる事があれば、それはあなたのの中にある罪悪感や無価値観などの問題です。
あなたが自分の問題に気付くために、その人がいるのかもしれません。
そして、最後に注意点があります。
メールやＬＩＮＥなどの文章でのやり取りで
文字だけでは伝わらない気持ちがあります
文字だけでは、相手の解釈によって捉え方が違うからです。
本当に伝えたい事は、直接会って
本物の気持ちで交流することです。
偽物の感情で心理ゲームをしている事も
ありますので注意してくださいね。