壊れてしまった人との関係を私たちは、何かの隙に思い出す。
「もう気にしないでおこう」と思っても
何かの折に触れ考えてしまうのは、そこに「傷」があるからなのです。
その「傷」っていったいなんでしょうか?
何年も経っているのに未だにズキズキ痛む感情
取り返しの付かない失態
自分を責める気持ち
思い出したくない過去
自分の無力さ
その時の事を思い出す時、ドロドロとした嫌な感覚が湧いてくる
相手を傷つけた自分を責める気持ち「罪悪感」と共に
いや、それ以上にあるのが、 「自己防衛」です。
「私は、悪く無い」「俺だって我慢してきた」「私だけが、悪い訳じゃない」と
人間関係がねじれてしまう背景には、
そこに至るまでの経過があったのです。
そこには、相手に与えてしまった損害もあるかもしれないけれども
相手に与えられた!と感じている負担だったり
不当な仕打ちも
たくさん思い浮かぶのです。
思いやりを持ってやって来た事
一生懸命に尽くした事
一緒に過ごした幸せな気分
そこが、癒されていないのです。
相手に悪い事をしたかもしれない
でも、自分も傷付いている事を無には出来ないのです。
その自分の感情を認められないでいるから
もっぱら、相手を攻撃する態度に出たり、相手の幸せを憎んだり
気にしたくなくても気にして調べたり、掘り起こして自分を正当化し続けなければならないのです。
「ほ~らやっぱり」皆から嫌われている。
「ほ~らやっぱり」不幸になった。
ほ~らやっぱり、ほ~らやっぱり、ほ~らやっぱりと言っているのは、
【傷付いた心がズキズキと痛んでいるのです。】
「時が、経てば忘れる」と言う人もいますが
忘れる時間が長くなるだけで
癒されない限り、何かの拍子に湧き上がってくるのです。
では、そんな感情をどうしたら消せるのか?
「許し」です。
ここで言う許しとは、自分の傷付いた感情に
防衛として湧き上がる怒りを知る事
そして、その下にある悲しみも認める事
そして、振り上げた剣を下し謝る事です。
これは、一人では苦しい作業です。
そんな、たな卸しを3月の1day心理ワークでは
一緒に体感させてもらいました。
そこには、涙しかありませんでした。
その涙は、温かい涙でした。
なぜ温かいと分かるのか?
笑顔に変わっているからです。
4月の1day心理ワークは、4月23日です。
毎月11日のお気楽セッションでも
同じ様な内容がテーマとなります。
「自分を責める感情」です。
お気楽にご参加ください。
4月11日(火曜)10:30~12:30 19:30~21:30
参加費1000円です
お申し込み090-2150-5284(カウンセリングルーム雅流望(ミナミ))