【楽しんではいけない気がする】
自分が、何を好きで 何をしたいのか?分からず
周りの友達の様に楽しんでは、いけない気がする人がいます。
これを「罪悪感」と言います。
なぜだか分からないけれど
自分が悪い子で 人に迷惑を掛ける存在に感じる
役立たずで、毒みたいな 汚れた存在に感じる
だから 人様の様に楽しんではいけない
喜んではいけない 幸せになってはいけない気がする。
例えば
ここに丸いホールケーキがあります
それを人数分に分けます。
しかし上手に切れなくて
一つは、グシャグシャに崩れてしまい
一つは、小さくて
一つは、イチゴが無くて
一つだけしか上手に切れたケーキがないとします。
ジャンケンで一番勝った人から 好きなケーキを取ろう。って
みんなで楽しくワイワイやっているのに
罪悪感を持った人が、ジャンケンで一番に勝つと、
「え!嫌だ~なんで勝ってしまったの???」って心の中は複雑。
そして、最初から
ぐちゃぐちゃになったケーキを選ぶのです。
盛り上がっていた周りの人は、どんな気持ちになるでしょうか?
一番に勝った人が、一番人が嫌がるような物を先に取ったら・・・・。
どうでしょうか?
実は、罪悪感って、連鎖します。
周りにいる人も気を遣い始めるのです。
二番目に勝った人は、どんな気持ちでしょうか?
気を遣うのが悪い訳ではないのですが
みんなが、対等だからそれを楽しんでいるゲームです。
そんな楽しいはずのゲームでさえ
楽しめないあなたの過去には
心の痛みがあるのかもしれません
自分らしくできなかった訳があるのかもしれません
楽しんでは、いけない空気があったのかもしれませんね。
例えば
親が意味もなく怒鳴り散らし暴力を振るうような環境で育って来た。とか
家族内でいつも争いが絶えなかった。とか・・
だとしたら それは、あなたの罪ですか?
いいえ
その罪悪感は、誤解です。あなたの罪は無実です。
しかし、持ちたくなくてもいつの間にか持たされていた
罪悪感は、無くそうとしなくてもいいのです。
いつの間にか持っていた罪悪感は、知るだけでいいのです。
罪悪感を敢えて感じながらでいいので恐る恐る
あんな人いいな~ あんなグループの仲間になれたらいいな~と
思う場所に近づいて行ってください。
こんな私なんかが・・・と思いながらも
そーーっと少しづつ近づくのです。
そして、恐る恐るマネしてみるのです罪悪感を感じながら。
親や配偶者や上司の目を気にしながら
怖いけれど憧れている人のマネをしてみるのです。
悪い事をしている気がしてドキドキするでしょう。
もしかしたら怒られるかもしれません
でも そんな気持ちを抱きしめながら ちょっとづつ 真似してみるのです。
その前に確認したいことがあります。
少しでも早く親元を離れて自立する事。
そして、好きな人を見つける事。
楽しむことに心が抵抗する中で幸せを選択し続けるのです。
そして愛される事。
カウンセリングルーム雅流望(ミナミ)