それは、ひとまず自分の苦しみを脇に置くこと。
これは私自身の経験ですが、
かつて私は「いつ死んでもいい」と思っていました。
生きることが辛く、逃げ道がないと感じていたからです。
自分で命を絶つ勇気はなかったけれど、
災害や事故で命を落とすことがあれば、それも悪くないとさえ思っていました。
むしろ、いつものように眠りについて、
気づかぬうちに息を引き取るのが理想だとさえ考えていたのです。
先日のお茶会で、同じような思いを抱えている方がいました。
私は、うん。うん。と彼女の話に深く共感しながら耳を傾けていました。
しかし、その場である方がこう言いました。
「人生が楽しくて仕方ない!死んでる場合じゃない!!」と。
そして、その楽しみ方について語ってくれたのです。
また、別の方は「家族をどうやって楽しませようか考えるとワクワクする」と話していました。
さらに別の方は、参加者の話を聴き、その人の心に響く言葉を絵はがきに書いて渡していました。
そこで私は、気づきました。
「生きるのが楽しい」と感じられる瞬間を見つける方法は
「ひとまず自分の苦しみを脇に置くこと」が鍵かもしれないということです。
苦しみとは、自分の欠点や失敗、嫌な出来事などを指します。
私自身も、本当に欠点だらけの人間で、自分のダメな所を責めるクセがあるのですが
しかし、不思議なことに、カウンセリングやセラピーを行っているときは、
なぜかイキイキとしている自分がいます。
それは、なぜかと考えたとき「ひとまず自分の苦しみを脇に置いているからだ」と気づいたのです。
自分のことは後回しにして、
クライアントさんにどんな言葉をかければいいのか、
今、どのセラピーが合うのか、
今できる最善のことは何かを考えると、
自然と「もっと力になりたい」「もっと元気になってほしい」と思えるようになります。
すると、結果「死んでる場合じゃない」と感じるのです。
同じように、夫をどうやって笑わせようかと考えると、自分がイキイキしていることに気づきます。
災害が起きても、いち早くお店をオープンさせたり、周りに声をかけたりする人が一番元気で回復が早いのも、このメカニズムと同じかもしれません。
先日のお茶会でも、可愛い彼女をどこに連れて行って楽しませようか?と考えていた人が一番輝いていました。
私も、自分の欠点や不足に目を向けるのではなく
楽しみながら人を喜ばせて、いつまでも元気でいたいと思います。
毎月22日にお茶会を開催しています。
昼の部10:30~12:30
夜の部19:30~21:30
参加費500円
【2024年9月のお茶会はBBQ】
2024年9月22日(日)11:30~14:00
「幸せ堂」カーポート
参加費1,500円
大好評で残り2名となっていますが、ぜひご参加をお待ちしています。