私は、人が忙しそうにしていると、取り残された気持ちになっていました。
「自分の役割や仕事が無い感覚」
がとても苦手で
忙しそうにしている人を見ると切ない気持ちになったのです
「忙しい事は、良い事だ!」と言う間違った観念が、あったのです
「忙しくしている人は、頑張っている人」みたいに
カウンセラーとして起業して
最初は、仕事がないことに対して
とても焦りがあり
「スケジュールが埋まる事がいい事」
「忙しくしている事がいい事」と云う勘違いをしていたのです。
その中で
「忙しい中でもにこやか」
「忙しい中で気持ちよく仕事する」それが理想でした。
でも、それは
頭で分かっていた事
思考では理解していても
感情が、納得していないから
無意識にも、雑用が増えれば「時間が無い」
待たされれば「時間がもったいない」
やりたいことが沢山あると「時間があれば」
間違うと「時間のムダ」
という気持ちが
いつも嫌な感覚として湧き上がってくるのです。
しかし、忙しい事は本当に良い事なのでしょうか?
先日
定時制の学校の養護教諭の先生が
一番心がけている事を聞いたときに
鳥肌が立ちました。
その話は
定時制の学校と言う事もあり
保健室は、いつも色々な生徒が沢山出入りするそうなのですが
先生が一番心がけている事は
「出来るだけ暇そうにしている」事だそうです。
だって、忙しい人に悩みを打ち明けたいと思わないでしょ~?
鳥肌が立ちました。
お腹が痛い、頭が痛い
それは、症状でしかないのです。
薬を使って症状を抑えても
根本的な、心の原因が解消されない限り
時には、ケガや病気となって現れたり
時には、事故を引き起こしたり
何か問題がある
その裏には、必ず根本の原因があるのです。
それを知っていて
「はい、くすり!先生は、忙しいから、授業に出なさい」では
いつまでたっても
同じことの繰り返しです。
私も
カウンセラーとして
「暇である事の大切さ」を感じ
たまたま、雑貨屋さんで目に付いた
秋物商品の可愛いレターセットを買い
ゆっくりと1日思いつく人に
手紙を書いてみました。
そしたら、
「嬉し~!!!ミナミちゃんに、何度も話を聴いて欲しいと思っていたけれど
忙しそうだし、我慢していたの」と
同じような事を言われました。
反省です。
「忙しい事がいい事だ」は、私の勘違いです。