【私を価値のない存在として扱っていた人が、最期に私を必要とした理由】

≪コラム

最期の瞬間、義母は私の手を握り、私の目を見つめ、ゆっくりと息を引き取りました。

義母と私は、お互いをどう受け入れていいのかわからず、ずっと心の距離を感じていました。


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義母にとって、私は「受け入れがたい存在」だった

若さ、健康、明るさ、子ども──
私が持っているものは、義母が過去に失い、もう取り戻せないものだったのかもしれません。
義母は早くに夫を亡くし、息子と二人で生きてきました。
孫は可愛い。息子は大切。
でも、嫁は邪魔だったのかもしれません。
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私に向けられた「見えない拒絶」
義母は自分私を「従業員」としてみていた気がしました。
そして「思い通りにならないこと」が許せなかったのかもしれません。
義母の支配は、徹底していました。
家じゅうに「やるべきことリスト」が貼られていました。
✔ 今日やること
✔ 明日やること
✔ 買ってくるもの
✔ 気をつけること
✔ 直すべきこと
✔ やってはいけないこと──

「できないなら、他の人を頼むから、あなたはやらなくていい。」
そう言われ、気づくといつの間にか代わりの人がやってきていました。

そして、些細なことかもしれませんが、私は「お前はここにいらない」と言われているように感じていました。

☕ 私のコーヒーカップと箸だけが、いつも別の場所に置かれている
🛋 私が座れないように、大きなぬいぐるみを置いて威圧する
🏠 私には、家の鍵すら与えられなかった。

義母が亡くなって初めて夫からカギを渡された時に
「やっと…この家の一員になったの?」と思いました。

家族の計画も、私だけ知らされないことがほとんどでした。

私は、「いてもいなくても変わらない存在」 だったのです。
いや──
「いないほうが、義母にとって都合がよかった」のかもしれません。
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私は「役に立つ嫁」になろうとした

だから、私は必死で
🔹 言われたことは、言われる前にやる。
🔹 怒られないように、自分の考えは持たない。
🔹 自分を消して、生きる。
でも、そんな生活を続けるうちに、私はうつ病になってしまいました。

そして、どんどん自分が嫌いになっていきました。
私は何のために生きているんだろう?
そんな絶望の中で、私を助けられるのは、私しかいないと思い
**「心の勉強」**を始めました。
🔹 心理学
🔹 セラピー
🔹 自己啓発
ありとあらゆることを学び、そして気づいたのです。

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変えられるものと、変えられないもの

世の中には、
✔ 変えられるもの
✔ 変えられないもの
がある。

変えられるものは、セラピーで変える
変えられないものは、宿命として受け入れる。

その中で、最も効果があったのが「感情体感ストーリーセラピー」でした。

かつて私は、義母を憎み、
「いっそ殺してしまうか、自分が死ぬしかない」とまで思いつめたこともありました。

でも、セラピーを通じて**「愛を体感すること」**で、私は変わりました。
そして、義母との関係も変わったのです。
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最期の瞬間、愛が循環した

最後の瞬間、義母は私の手を握り、私の目を見つめて逝きました。

それは、「愛を拒み続けた人と、最後に愛が循環した瞬間」 でした。

そして、それから不思議なことが起こりました。

義母の遺影を見つめていると、心の中に、義母の声のようなものが響くのです。

「私は今、あの世の学校で学んでいるの、そこで合格しないと新盆に帰っていけないの」

次々に降りてくるメッセージは、まるで義母が向こうの世界で気づいたことを私に伝えているようでした。

🔹 「動物と人間の死後の違い」
🔹 「魂が下界に降りていくために必要なこと」
🔹 「この世での学びと、あの世での学びの違い」

生きている間は決して交わることのなかった私たちの心が、
義母が旅立ってから初めて繋がったように感じました。

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愛を与えることでしか、本当の意味で愛を受け取ることはできない
人は、本当は愛を求めています。

でも、愛を与えることでしか、本当の意味で愛を受け取ることはできない。
私は、セラピーを通してそれを知りました。
そして、それを必要とする人に伝えることが、私の使命になりました。
もし、
「私も愛を受け取りたい」
「感情を解放して変わりたい」
と思ったら、
「感情体感ストーリーセラピーのWEB体験」 をしてみませんか?

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📌 次回のコラム
次回は、「ゆるせない…ゆるしたくない…ゆるせるはずがない人がゆるせる」 についてお話しします。